このたび、消化器内視鏡の国際医学誌 Clinical Endoscopy に、

Underwater ESD(浸水下で行う内視鏡的粘膜下層剥離術)に関する総説論文が掲載されました。

※総説論文:特定のテーマにおける文献を整理し、その分野の現状、研究動向、課題、展望を解説する論文

論文タイトル

Underwater endoscopic submucosal dissection in the gastrointestinal tract: technical review and dual-approach endoscopic submucosal dissection

DOI

https://doi.org/10.5946/ce.2025.330

(Open accessで全文閲覧可能です)

Underwater ESDは、気体内で行う従来のESDでは難しい症例に対して有効となる可能性があります。

従来のESD
Underwater ESD

Figures adapted from: Nagata M. Clinical Endoscopy. 2026.
Licensed under CC BY-NC 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/)

実際の内視鏡治療では、病変の場所や状態によって難易度が大きく異なります。

そのため、状況に応じて治療方法を工夫することも重要です。

本論文では、Underwater ESDの特徴や利点・課題に加え、

従来の方法との使い分けについても整理しています。

この考え方を「Dual-approach ESD」としてまとめました。

患者さん一人ひとりの状況に合わせて、より安全で確実な治療を提供できるよう、

今後も技術の向上と工夫を重ねてまいります。

▶この記事を書いた人
永田充(消化器内視鏡専門医/湘南藤沢徳洲会病院 内視鏡内科 部長)
詳しいプロフィール・実績はこちら

👉Underwater ESDとDual-approach ESDを区別した理由をストーリーで

👉ESDの基本については以下の記事で詳しく解説

▶ 永田充 医師のアメブロはこちら
ピロリ菌、食道がん・胃がん・大腸がん、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)などについて、患者さん向けに分かりやすく解説しています。

▶ 専門家向けの解説(note)はこちら
Underwater ESDなど、より専門的な内容をまとめています。

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