EMR(内視鏡的粘膜切除術)

湘南藤沢徳洲会病院・内視鏡内科、医師の永田充です。

内視鏡治療というと、一般的には短時間で終わり、日帰りですむというイメージをお持ちではないでしょうか。

大腸ポリープを日帰りで治療された患者様、あるいは大腸ポリープを日帰りで治療されたお知り合いがいらっしゃる方も多いと思います。

このような日帰りでの内視鏡治療は、多くの場合、EMR(内視鏡的粘膜切除術)という治療法で行われています。

ここでは、主に大腸ポリープの治療法であるEMRについて説明します。

 

EMRの手順をお示しします。

 

この図のように、EMRはスネアと呼ばれる金属製の輪に電流を流して切除する方法です。

簡便な治療法のため短時間ですみ、多くの場合、日帰りで治療することが出来ます。

欠点としては、切除出来る病変の大きさに制限があることです。

EMRで切除出来る病変の大きさの目安は、2 cmです。

病変の形状などにもよりますが、2 cmを超えるものをEMRで切除した場合、一塊で切除出来ず、がんの取り残しや再発のリスクが増えるとされています。

EMRで切除出来ないような大きながんは、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の適応になります。

・ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)の説明