湘南藤沢徳洲会病院・内視鏡内科の医師、永田充です。
本日は胃カメラについてご説明します。

胃カメラで何が分かりますか?

胃カメラを受けることで、食道、胃、十二指腸に病気があるかないかが分かります。
例えば、
胸やけの原因は逆流性食道炎が原因だった
みぞおちの痛みは胃潰瘍が原因だった
と診断することが出来ます。

また、“がん”が疑われる病変があった場合、その場で組織を採取(生検)し、良性、悪性を確かめることが出来ます。

胃カメラは大変ですか?

通常、胃カメラは口から入れて、のどを通して胃の中へ入れていきます。
のどを通るときに反射でオエッとなり、辛さを訴えられる方がいるのは確かです。
しかし、点滴で麻酔をすることで、ウトウトした状態で検査を受けることが出来ます。
麻酔をすることで、「気が付いたら検査が終わっていた!」と言われる方も多いです。
見るだけなら5分前後で終わります。
組織をとるなどの処置が必要な場合は、少し検査時間が長くなります。

鼻からと口からのどちらが良いですか?

鼻から入れる胃カメラはオエッとなりにくく、口から入れる胃カメラより楽に受けられることが多いです。
ただし、鼻の中が狭い方はカメラが通るときに痛みが出たり、鼻出血(はなじ)が出ることがあり、かえって口から入れる胃カメラの方が楽と言われる方もいます。
個人差があるため、担当医とご相談ください。
ちなみに自分なら口から入れる胃カメラを受けます。
なぜかと言うと、解像度は口から入れるカメラの方が高く、“がん“を初期の段階で見つけやすいからです。

胃カメラとバリウムはどちらが良いですか?

基本的に胃カメラをお勧めします。
バリウムの最大の欠点は組織をとって顕微鏡で調べることが出来ないことです。
バリウムで異常があった場合、胃カメラで精密検査を受けなければならないため、二度手間になります。
胃カメラでは何か異常があった場合、その場で組織をとって顕微鏡での分析に回すことが出来ます。

特に症状がないけど、胃カメラを受ける必要はありますか?

“がん”を初期の段階で発見するのであれば、おなかの痛みや食欲がないなどの症状がなくても、定期的に胃カメラを受けた方が良いでしょう。
食道がん、胃がん、十二指腸がんはどれも初期には症状が出ないことが多いです。
“がん”による症状が出てから胃カメラを受けた場合、既にがんが進行して、転移していることもあります。
ピロリ菌がいる方、ピロリ菌の除菌治療を受けた方は1年に1回の胃カメラをお勧めしています。
これくらいの頻度で胃カメラを受けて頂いていれば、胃がんが出来ても初期の段階で見つけることが出来ます。
初期の段階であれば、内視鏡で“がん”を切除して治すことが出来るようになっています(おなかを切らないですみます)。

胃カメラの申し込み方

当院で胃カメラを希望される方は
・内視鏡内科
・肝胆膵消化器病センター
・消化器内科
・外科
・総合内科
などの外来でご相談下さい。

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