自己紹介
医師の永田 充(ながた みつる)です。
私は2006年(平成18年)に医師になり、消化器内科医として消化管(食道・胃・小腸・大腸)、肝臓、胆のう、胆管、膵臓の病気の患者様を中心とし、循環器・呼吸器・内分泌・糖尿病・腎臓・神経・膠原病といった内科全般の患者様も診療して来ました。
現在は、専門性の高い医療を目指すために、消化管(食道・胃・小腸・大腸)の病気のみを担当しています。
その中でも特に、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など、がんに対する内視鏡治療を専門としています。
このサイトの目的
このサイトは主に、患者様向けに胃腸の病気に関する情報、医療一般に関する情報を、出来るだけ簡単な言葉で伝えることを目的としています。
”がんの内視鏡治療”のような専門性の高い領域だけではなく、内科全般も幅広く診療して来た経験から、患者様にお伝えできることがあるのではないかと考えています。
私は普段から患者様により詳しく治療法の説明をしたり、病気のことについてゆっくりと話をしたり、聞いたりしたいと思って来ました。
しかし、普段の外来では沢山の患者様が待っており、思うように話をする時間を取ることが出来ませんでした。
このサイトを通じて、多くの患者様に外来の限られた時間では伝えきれないことや、役に立つ情報をお伝えしていきたいと考えています。
専門用語で記載することにこだわるのではなく、一般の方にも分かり易い言葉で記載していきます。
がんの早期発見、早期治療を目指します
日本人の多くはがんによって亡くなっています。
その中でも、胃がん、大腸がんはがんによる死亡者の順位で上位を占めています。
しかし、胃がんは胃カメラ、大腸がんは大腸カメラを受けることで早めに発見することが出来ます。
もちろん、食道がん、十二指腸がんも胃カメラで早めに発見することが可能です。
がんは発見が早いほど、転移などの問題を起こす前に治療ができるため、完治できる可能性が高くなります。
また、発見が早ければ、体に負担の少ない内視鏡治療によりおなかを切らないでがんを治せるようになって来ました。
内視鏡治療が発達してきている現在でも、胃がん、大腸がんでお亡くなりなく方が多いのは、適切な時期に胃カメラや大腸カメラを受けていないことが原因の1つと考えられます。
やはり、胃カメラ、大腸カメラは苦しい検査というイメージが根強く、受けるのをためらわれている方も多いのではないでしょうか。
しかし、色々な工夫をすることで胃カメラ、大腸カメラも楽に受けることが可能です。
例えば、胃カメラについては、鼻から入れる細いタイプを用いることで“オエッ”となりにくくなり、楽に受けることが可能です。
大腸カメラは“軸保持短縮法”という腸を伸ばさない方法を用いることで痛みをほとんど感じることがないようにすることも出来ます。
適切な量の薬(鎮静剤、鎮痛剤)を用いることで、眠っている間に検査を受けて頂くことも可能です。
このサイトでは胃カメラ、大腸カメラに関する情報や、体に負担の少ない内視鏡治療に関する有益な情報も提供していきます。
内視鏡の発展に寄与するため、学術活動に力を入れています
私は咽頭・食道・胃・十二指腸・大腸がんの内視鏡治療であるESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を1000例以上、経験してきております。
その中で得た経験を発表し、他の医師と共有したり、話し合ったりすることは重要なことだと考えており、定期的に学会に参加し、発表してきました。
また、英語の論文、日本語の論文も執筆しており、新しい内視鏡治療の工夫、貴重な症例の報告をして来ました。
2018年、Gastrointestinal Endoscopy (GIE)から、大腸がんに対するUnderwater ESDという新しい内視鏡治療の方法を発表しました。
2020年、Surgical Endoscopyから、胃がんのESDに要する時間を短縮するための方法を発表しました。
このように、私は出来る限り学術的な活動に取り組んで来ましたが、学会発表は時間の制限があり、論文は与えられた文字数の制限があり、伝えきれない部分もあります。
このサイトでは、自分が発表して来た内容について、分かり易く説明していきたいと思います。
患者様へのメッセージ
このサイトで、医療に関する有益な情報を発信できることを目指します。
日常においては、安全で体に負担の少ない内視鏡検査、内視鏡治療を心がけます。
定期的に内視鏡に関する学会への参加、発表をすることで、最新の医療レベルを提供できることを目指します。
咽頭・食道・胃・十二指腸・大腸がん、腺腫などの内視鏡治療のご相談は下記のお問い合わせボタンから受け付けています。紹介状がなくても外来受診は可能ですので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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